平成11年度ボーイスカウト西条地区合同
”春を体感(耐寒?)キャンプ
  特別セッション  指令書
       島の海面より島の頂上へ登れ”
 

平成12年3月19日  愛媛県新居浜市大島
  ボーイスカウト西条11団 ボーイスカウト隊

                    参加者 佐々木麻美 ・ 近藤沙矢花

    Last up Date 2000/3/26

西条地区のボーイスカウトが一同に集い活動する事を通して、相互の友情を深めると共に、心身ともにたくましいスカウトの育成をはかる。そんな趣旨に誘われて参加した西条11団の菊スカウトに試練が待っていました。




3月18日(土)晴れ

14:30 新居浜市 『黒島港』へ菊スカウト達が集合、フェリーで大島へ出発しました。 船賃は40円、安い!(小学生は何と20円!) しかし、これから行われるキャンプの前に、喜ぶのは、ここまででした。 島に着いて早々、島の反対側(北側)にある和井田浜海岸に装備を背負い移動。ある者は右に、またある者は左に、最長10kmの登りくだりを移動し、浜に着くなりバディーでキャンプとなりました。・・・浜でアサリを掘って食べたとか、けっこう楽しんだようです。



3月19日(日)雨

朝食後、装備を背負いフェリーのりば(南側)近くの大島小学校へ移動。 校庭に設営後、一般スカウトをむかえ、合同キャンプとなりました。セレモニー、設営を済ませ、一般スカウトは『スカウトおにぎり』を食べるなか、自炊で昼食をとり、特別セッションの集合地点へ出かけました。集合点の座標は、『和井田浜海岸』 であり、島の北側に引き返しての集合です。






指令書

”島の海面より島の頂上へ登れ” 

    h.12.3.19(日)  12:30 集合地点 0712, 0658
                     A  〃   0700, 0592
                     B  〃   0689, 0581
                     C  〃   0668, 0573
                     D  〃   0662, 0570
                     目的地点  0644, 0562
                     方向地点 0414, 0305

  1. 集合地点より出発し、A地点より略地図を作成するための野帳を記載しなが     らB>C>D>目的地点へとすすむ。
  2. 集合地点〜目的地点はそれぞれ班旗を立て、写真に収める。
  3. 目的地点において方向点を指差し写真に収める。



出発地点の海岸では、浜辺に出て海面をタッチしてから、出発です。雨が降りしきるなかを、この地点からA地点までは地形図を確認しながら道を進みます。30年ほど前までこの海岸から見える風景は、みかんの木が山の斜面いっぱいに広がった、のどかな生活感が感じられる地点でしたが、今は廃墟となり、手入れが行き届かず荒れ放題の畑に、シノベ竹が群生しており、迷路のようになっています。 A地点には約20分で到着しました。・・・読図は、完璧です。

A地点からは略地図をつくる為、コンパスを使用して進みます。A地点においてB点を方位角で確認し、だんだん畑のなかをを角度と距離を測りながら進みました。だんだん畑の頂上がB点です。


あれ?もう道がないね。 

そのとおり、B地点からは道がなく、コンパスと地形図をたよりに山に入って行きます。目的地までの間の直線上にC点D点がある為、山の中をただまっすぐ進みます。山に入ると樫やサルスベリのはやしがあり、そこを過ぎるとクヌギや桜の林です。





   
コンパスを使って急な斜面を進みます


         野生のふきの群生の中で 



山の斜面が緩やかになったところで、野生のふきの群生の中にはいりました。C地点の手前で尾根があり、それを越えるとC点からD点までは、シノベ竹の群生です。ほんとうにこんな所を通るのかと少しためらっていましたが、覚悟を決めて進と、竹林を超えたところに今度はクヌギの巨木が茂る林です。直径70cmはあろうかというクヌギがいたるところにあり、うっそうとした暗がりは人を寄せ付けない雰囲気が漂っています。


           竹林のなかへ              竹に埋もれた大島三角点(足元に)


山に入って1時間半、雨による足元の悪さと山頂への登り坂に疲労もピークに達した頃、暗がりを抜け山頂に着きました。しかし、山頂の位置『大島三角点』は、また竹林の中にあります。 指令書の3つ目に書いてある。 ” 3. 目的地(大島三各点)より方向点(黒島三角点)を指差し、それを写真におさめてくる事。”   スカウト達が慎重に地形図へコンパスをあて、指さした方向は、しっかり黒島方向を示していました。 ただ指差すその向こうには、雨の為、ガスに曇った風景だけが有りましたが、7人のスカウト達の顔には達成感がみなぎっていました。



GPS(おもちゃのようなカーナビのことではありません)が普及する中、その役目を終えようとしている三角点、これからは、私達ボーイスカウトは事あるごとに訪れていかなくては、この大島三角点のように、樹木の奥深くにそっと眠ってしまう事でしょう。

                                 (加藤)