平成12年度研究発表
”ペグは本当に45度でよいのか!”

     ペグは地面に垂直に打て!”
 
              県大会最優秀賞

平成13年2月4日  松山市青少年センター
ボーイスカウト西条11団 ボーイスカウト隊

佐々木大輔 ・ 杉田 淳 ・ 近藤真太郎 ・ 宮崎慈大 
一色哲人 ・ 宮崎誠大 ・ 伊藤将志

    Last up Date 2001/2/6
ペグは本当に45度でよいのか





動機

 班キャンプのとき、風が強くぺグを45度にちゃんと打ち込んでい
たにもかかわらずペグが抜けテントがひっくり返ってしまいました。「ペグを打つときは45度」リーダーにも父にも教えられた気がします。野営章のガイドブックを調べても45度から60度と書いてありました


原因として考えた事


 普通ぺグが抜ける原因として次のことが考えられます。ペグの太さが細い時、ペグの長さが短いとき、地面の固さがやわらかいとき、などが考えられます。ぼくたちの班キャンプでは、これらの事はちゃんとしたつもりでしたがペグが抜けてしまったので、これ以外にも原因があるのかと思い調べていると、カブの副長がBE−PALというアウトドア誌を紹介してくれました。そこにはなんとペグは地面に垂直に打てという見出しで第1回日本キャンプ会議で発表されたという記事が載っていました。


スクリーンを見てください

★確かにグラフには90度のほうが強いという結果が出ています。どうして90度がいいのかこの図を見てください。★右が垂直にペグを打ち込んだほう、左が45度に打ち込んだほうです。90度のときペグにロープを掛けて引っ張ると、ペグは地面に対して水平に土を掘り起こそうとする力と、ペグを引き抜こうとする力がかかります。この時掘り起こそうとする力は地面にほりおこさすまいと抵抗されます。45度の時はロープを掛けて引っ張ると、地面に対して45度に土を掘り起こそうとする力がかかります。この時、土は90度と比べると十分ないので掘り起しに対する抵抗が少なくなり地面が崩れやすくなります。このようなことから力学的には90度の方が強いらしいです。


これをもとに僕達は次のような実験をしてみました

 1つは模型を使っての実験。もう1つはジャンボリーテントを使用した実験です。


これから模型を使っての実験の説明をします。


 模型実験でも90度が強いという結果が出ました。次は実物で90度が強いというのを確かめるためにジャンボリーテントを市の倉庫から貸していただき実験する事にしました。僕達の実験ではペグの太さと長さ地面の硬さが大きく影響しました。ピンペグよりは角ペグVペグの方が強かったです。



実験しよう

 45度90度の実験をする前に一番差の出る組み合わせを選びました。ペグは長くて太いペグと短くて細いペグで調べました。地面の硬さについては踏み固められたグランドと掘り返してさらさらにした砂場で実験をしました。結果はこの表を見てください★見てわかるように地面の硬さやペグの長さ太さに違いはありますがペグの打ち込み角度でも強度は違います。スクリーンを見てください★これが打ち込み角度90度でペグが太く長いときです。しっかりテントが建っているので安全です抜ける気配はありませんでした。45度のときたつ事はたちましたがペグと土の間にすき間ができちょっと危なそうでした土がやわらかい所では打ち込み角度90度で太くて長いペグの場合たつ事はたちましたがかなり危なそうでした他の条件では他の所を打っているときに打ち込んだペグが抜けてしまいました。結果的にこの日の気象状況ならば90度がやっぱり強いという結果になりました。


どんな状況でも90度か?

 風の日のタープは風向きによって上に浮くというということを何回も経験してきました。そこで浮くという事は力が上向きにかかったということなのでタープの真中を脚立にあがってつついてみました。すると90度ではペグが抜けテントがひっくり返ってしまいました。そこでこういう時はペグにちょっと角度をつけてやると抜けなくなります。ペグにロープを掛けるフックが有るか無いかでも工夫が必要になりますロープがフックに掛けられるのは問題ないとしてただロープを掛けるだけのペグなら90度にするとロープがのく可能性が有りますこういう時はこのように巻き結びなどの処置をとった方がよいでしょう

まとめ

 僕達は今回の研究でペグを打つなら45度より90度というのがわかりました。ただ活用するにはスカウトならではの判断力が必要だと思います。その事を具体的に言うと力の向きを読む。ペグに合わせたうち方、ロープの止め方などです。僕たちが皆さんにお勧めするペグは太く長いVペグです。このペグは90度で力を発揮しました。是非ペグの角度は90度というのを覚えておいて下さい

終わります