前立腺がん関連ーその9ー

 (Medical Tribuneなどから)
(2012年1月~)


前立腺がんと女性肺がんの増加を予測[2012年4月26日(VOL.45 NO.17)]

第22回日本疫学会

 2025〜29年にわが国のがん罹患状況はどう変化しているか。国立がん研究センター統計研究部の雑賀公美子氏らが将来予測を行った結果,2000〜04年に比べ,男性では前立腺がん,女性では肺がんの罹患数が明らかに上昇することが示されたという。
 同氏らは,国際がん研究機関と北欧のがん登録プロジェクトが共同開発した手法により,年齢,時代,世代(出生年)を考慮したモデルを用いて,2029年までの5年ごとのがん罹患数・率を部位別,性・年齢階級別に予測した。
 2025〜29年の予測罹患数は2000〜04年と比べ,男性では肝臓が減少する一方,胃,大腸,肺,前立腺,膵臓の各がんは増加。特に前立腺がんは約4倍に増加する。2020〜24年以降は,胃がん,大腸がんの増加が見られなくなる。女性では2000〜04年に比べ2025〜29年で乳房,大腸,胃,肺,膵臓,子宮頸の各がんが増加。特に肺がんは約2倍増加する。乳がんは2020年以降増加傾向が見られなくなる。前立腺がん増加と女性の肺がん増加は,罹患率の上昇に,高齢化に伴う増加が加わるためと推測された。


前立腺肥大症治療薬デュタステリドが低リスク前立腺がんの進行を抑制[2012年4月19日(VOL.45 NO.16)]

 トロント大学プリンセスマーガレット病院(カナダ・トロント)のNeil E. Fleshner教授らは「前立腺肥大症治療薬デュタステリドは低リスク前立腺がんの進行を遅らせ,インポテンスや失禁のリスクを伴う侵襲的治療を減らせる可能性がある」とのランダム化比較試験の結果をLancet(2012; 379: 1103-1111)に発表した。

低リスク前立腺がん患者で評価

 米国では男性の5人に1人が生涯に前立腺がんと診断されるが,ほとんどは低リスク(低腫瘍量,低悪性度)のがんである。これらの患者では監視療法(保存的管理)が行われることがある。この場合は直ちに治療は行わず,代わりに定期的に生検などを行って疾患の進行状態をモニタリングする。
 デュタステリドは前立腺肥大症の治療薬として承認されている5α還元酵素阻害薬である。同薬は,テストステロンをジヒドロテストステロン(前立腺がんの発症に関連する男性ホルモン)に変換する酵素を阻害し,ある種の前立腺がんで腫瘍量の減少が認められている。
 今回のREDEEM(Reduction by Dutasteride of Clinical Progression Events in Expectant Management)試験では,低リスクの前立腺がんで監視療法を受けている48〜82歳の男性302例を(1)デュタステリド(0.5mg)を1日1回,3年間投与する群(2)プラセボ投与群—のいずれかにランダムに割り付けた。18カ月と3年の時点で生検を実施し,疾患の進行度を測定。また,疾患による不安を評価するためアンケートを実施した。
 その結果,進行例の割合はプラセボ群の48%に対し,デュタステリド群では38%と低く,デュタステリドが前立腺がんの進行をプラセボと比べて有意に遅らせることが示された。また,プラセボ群に比べてデュタステリド群では,最終の生検で前立腺がんが発見されなかった患者の割合が高く〔23%(31例)対36%(50例)〕,がんに関連した不安を訴える患者の割合も試験期間を通して有意に低かった。
 有害事象の発生率は,両群で類似していた。デュタステリド群では投与関連の副作用(主に性機能に関する有害事象または女性化乳房,乳房痛など)を経験した患者の割合がプラセボ群より高かった(24%対15%)。前立腺がんに関連した死亡と,同がんの転移は1例もなかった。
 Fleshner教授らは「デュタステリドの便益は低悪性度前立腺がんの腫瘍量を減少させることで,高悪性度前立腺がんと診断されるリスクを低下させることではない。低悪性度前立腺がんでは腫瘍量減少の結果,生検で発見可能な前立腺がんが減少し,治療介入の減少につながる。デュタステリドは低リスク前立腺がんに対する1つの治療選択肢を与える」と結論付けている。


低リスク前立腺がんへのデュタステリド投与が進行抑制に有効[2012年4月12日(VOL.45 NO.15)]

 低リスク前立腺がんと診断され,アクティブサーベイランス〔前立腺特異抗原(PSA)監視療法〕を選択した患者に対する5α還元酵素阻害薬デュタステリド投与が進行の抑制に有効であるとするランダム化比較試験(REDEEM)の結果が,カナダと米国の共同研究グループによりLancetの3月24日号に発表された。

 REDEEMには北米の65施設が参加。腫瘍体積が小さく,Gleasonスコア5〜6の低リスクの限局性前立腺がんで,アクティブサーベイランスを選択した48〜82歳の患者302例をデュタステリド群またはプラセボ群に割り付けた。3年間追跡し,18カ月後と3年後に12コア前立腺生検を行った。1次エンドポイントは前立腺がんの進行(生検による確認または治療開始)とした。

 登録後1回以上生検を受けた289例を解析対象とした。その結果,3年間で前立腺がんの進行が認められた患者はプラセボ群の145例中70例(48%)に対し,デュタステリド群では144例中54例(38%)と少なく,有意な進行抑制効果が認められた(ハザード比0.62,P=0.009)。

 有害事象の発現には有意差はなく,性機能の有害事象または女性化乳房・乳房痛はデュタステリド群の35例(24%)とプラセボ群の23例(15%),心血管有害事象はそれぞれ8例(5%)と7例(5%)に見られた。前立腺がんに関連する死亡や転移はなかった。


長期追跡でPSA検診による前立腺がん死亡の減少認められず [2012年2月2日(VOL.45 NO.5)]

 長期間の追跡で前立腺特異抗原(PSA)検診による前立腺がんの死亡の減少は認められなかったとするデータが,米ワシントン大学(セントルイス)などのグループによりJournal of the National Cancer Instituteの1月18日号に発表された。
 今回の報告は,前立腺・肺・大腸・卵巣(PLCO)がん検診試験におけるPSA検査と直腸診による前立腺がん検診の13年間の追跡結果に基づくものである。
 PLCOの前立腺がん検診では,1993〜2001年に10カ所の検診センターで55〜74歳の男性7万6,685例を登録。毎年6年間のPSA検査と毎年4年間の直腸診を行う介入群に3万8,340例,特別な介入を行わないコントロール群に3万8,345例をランダムに割り付けた。コントロール群には任意でPSA検査を受けた参加者が含まれている。
 試験は2006年10月に終了し,追跡7〜10年間の結果は既に報告されている。今回は13年間の追跡中または2009年までの前立腺がんの発症と前立腺がんによる死亡を検討した。追跡率は10年目までが約92%,13年目までが57%であった。
 その結果,13年間の追跡期間中に介入群の4,250例,コントロール群の3,815例が前立腺がんと診断された。1万人年当たりの前立腺がん累積発症率は介入群108.4,コントロール群97.1で,介入群の相対増加率は12%だった。
 1万人年当たりの累積前立腺がん死亡率は介入群3.7,コントロール群3.4で(介入群の相対増加率9%),有意差はなかった。前立腺がんによる死亡と年齢,登録時の併存症,試験前のPSA検査との相互作用は見られなかった。


~前立腺がん~サプリではリスクは低下しない[2012年1月26日(VOL.45 NO.4)]

 EuroMedClinic(フュルト)のBernd J. Schmitz-Dräger博士らが,前立腺がん予防に関する最近の研究結果について,Der Urologe(2011; 50: 1271-1275)に報告。それによると,特定のビタミンサプリメントや微量元素による前立腺がんリスクの低下は確認されなかったという。ただし,食事が前立腺がんリスクに影響を及ぼすことに変わりはないようだ。

プラセボと発がん率に差がない

 前立腺がん予防に関するいくつかの先行研究とメタアナリシスから,ビタミンC,ビタミンB12,葉酸は前立腺がんの発生に影響を及ぼさないことが示されている。また,50歳以上の男性3万5,000人以上を対象としたSELECT(Selenium and Vitamin E Cancer Prevention Trial)ではセレンとビタミンEの前立腺がん予防効果を検証するため,被験者を(1)セレン(200μg/日)投与群(2)ビタミンE(400IU/日)投与群(3)セレン+ビタミンE併用群(4)プラセボ群—の4群に割り付けて5年半投与。その後,1年半の観察を行ったが,4群の前立腺がん発生率に有意差は認められなかった。Schmitz-Dräger博士らは,「喫煙者ではビタミンEの恩恵を受ける可能性もあると考えられるが,同試験のサブグループ解析はまだ行われていない」と述べている。
 そのほか,トマトに含まれるリコピンも前立腺がんリスクを低下させると考えられているが,最近の症例対照研究では,リコピンの血中濃度と前立腺がんとの関連性は確認されていない。ただし,同博士らは「この結果は,トマトやトマト加工品の摂取が前立腺がん予防に有益である可能性を全面的に否定するものではない」と指摘している。実際,こうした特定の物質の有効性が確認されなくても,食事が前立腺がんリスクに影響を及ぼすことに変わりはない。特にアジアや地中海の食事は良いとされ,これには大豆に含まれるフィトエストロゲンやトマトがリスク低下に一役買っていると考えられる。その一方で,乳製品の多量摂取が前立腺がんリスクを上昇させる可能性が示唆され,乳製品に含まれるカルシウムがその原因とされている。
 同博士は「こうした点を踏まえた健康な食生活に加え,禁煙や十分な身体活動が前立腺がん予防に有益であることは間違いない」と強調している。
 また5α還元酵素阻害薬(フィナステリド,デュタステリドなど)の服用により,前立腺がんリスクが約25%低下することが立証されている。悪性度の低い腫瘍に対して,しばしば過剰治療が行われることが問題となっているが,5α還元酵素阻害薬は特にそうした腫瘍に有効であることが示唆されている。ただし,同薬は前立腺がんの一次予防薬として承認されていないため,同博士は「前立腺肥大症など適応症がある場合に限り“利用”できる」と付け加えている。


前立腺がん ADTで心血管死リスクの上昇認められず[2012年1月26日(VOL.45 NO.4)]

 アンドロゲン遮断療法(ADT)を行った前立腺がん患者で心血管疾患(CVD)による死亡リスクが上昇することがこれまで複数の研究から示唆されていた。しかし,ダナ・ファーバーがん研究所,Brigham and Women's病院,ハーバード大学(いずれもボストン)のPaul L. Nguyen助教授らが非ホルモン抵抗性で転移のない前立腺がん患者を対象としたランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシスを行ったところ,ADTを受けた患者でCVDによる死亡リスクの上昇は認められず,前立腺がんによる死亡と全死亡のリスクは低下するとの結果が得られた。詳細はJAMA(2011; 306: 2359-2366)に発表された。

11件のRCTを解析

 ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニストによるADTは前立腺がん治療の柱の1つだが,最近,CVDによる死亡リスクの上昇と関連することを示す複数の研究が報告されている。これを受け,米食品医薬品局(FDA)はADTの安全性について警告するとともに,関連学会と合同でADTと心血管イベントとの関連性について声明を発表した。しかし,同リスクの上昇は認められないとする研究もあった。
 そこでNguyen助教授らは今回, 転移のない前立腺患者を対象としたRCTのメタアナリシスを行い,ADTとCVDによる死亡,前立腺がんによる死亡,全死亡との関連性について検討した。対象は,GnRHアゴニストによるADT群とADT非施行の対照群を中央値で1年以上追跡したRCTで,心血管疾患による死亡のデータを含む8件(4,141例,追跡期間中央値7.6~13.2年)とした。前立腺がんによる死亡と全死亡の解析には,CVDによる死亡データを欠く別の3件(664例)のデータも用いた。
 その結果,CVDによる死亡率はADT群で11.0%,対照群では11.2%で有意差はなかった(P=0.41)。また,同死亡率は短期試験(治療期間6カ月以下)に限るとADT群で10.5%,対照群では10.3%(P=0.99),長期試験(同3年以上)に限るとそれぞれ11.5%,11.5%(P=0.34)で,いずれも有意差はなかった。
 患者の年齢は結果に影響せず,中央値が70歳未満と70歳以上のいずれの場合にも,ADTとCVDによる死亡リスクに関連は認められなかった。

前立腺がんによる死亡率,全死亡率は改善

 一方,前立腺がんによる死亡率は対照群の22.1%に対してADT群では13.5%と有意に低かった〔相対リスク(RR)0.69,P<0.001〕。また,全死亡についても,対照群の44.4%に対してADT群では37.7%と有意に低かった(RR 0.86,P<0.001)。
 Nguyen助教授らは「ADTはCVDによる死亡リスクを上昇させることなく生存率を改善することが分かった。この結果は,ADTを検討している多くの前立腺がん患者の安心材料となるであろう」と述べている。
 一方で,同助教授らは「今回の結果を解釈する上で留意すべき重要な注意点」として,(1)検討した試験はいずれも併存するCVDで層別化していなかったため,今回の解析では(コントロールされている疾患も含め)CVDを有する患者集団ではADTが同疾患による死亡リスクを上昇させる可能性がある(2)今回の解析では全体的なCVDによる死亡について評価したが,ADTを受けた患者ではADT開始後早期にCVDによる死亡が発生することが指摘されており,その可能性は排除できない—ことなどを挙げている。

合併症リスクの高い患者には適切な二次予防を

 トーマスジェファーソン大学キンメルがんセンター(ペンシルベニア州フィラデルフィア)のWilliam K. Kelly, Leonard G. Gomellaの両教授は,同誌の付随論評(2011; 306: 2382-2383)で「CVDを有し,ADTによる合併症リスクの最も高い患者には,米国心臓協会(AHA)が勧める適切な二次予防(脂質異常症治療,降圧療法,血糖低下療法,抗血小板療法)を行うべきである」と強調。「ADTは数十年来行われている治療法であるが,前立腺がんの治療に当たる臨床医は,この生化学的去勢による短期的および長期的な生物学的影響に関して依然,解明の途上にある。しかし,これらの合併症に関しては理解が深まったといえるであろう」と述べている。


経口避妊薬が前立腺がんの増加と関連[2012年1月26日(VOL.45 NO.4)]

 トロント大学プリンセス・マーガレット病院(カナダ・トロント)のDavid Margel博士らによる研究で,女性の経口避妊薬の使用が男性の前立腺がんの増加と関連することが示された。詳細はBMJ Open(2011; オンライン版)に発表された。

他の避妊法は関連せず

 前立腺がんは先進国の男性で最も多いがんである。一方,経口避妊薬の使用は過去40年間で激増している。
 Margel博士らは,国際がん研究機関(IARC)のデータと,全世界の経口避妊薬使用に関する国連の報告書を基に,2007年の前立腺がんの発症率および死亡率,一般的な避妊法により避妊している女性の割合を算出し,国・大陸別にデータを分析して経口避妊薬の使用と前立腺がんの発症および同がんによる死亡との関連について調べた。
 その結果,子宮内避妊器具(IUD),コンドームなどの避妊具は,前立腺がんリスクの上昇と関連しなかった。しかし,各国の人口全体の経口避妊薬の使用は新たな前立腺がん患者数および前立腺がんによる死亡数と有意に関連していた。この関連性は各国の経済状況とは無関係であった。
 ただし,今回の研究では因果関係は検証されておらず,確定的な結論は得られていない。同博士らは「今回の生態学的研究の結果は推測の域を出ず,さらなる検討を要する」としている。

EDCの環境レベル上昇が原因か

 最近の複数の研究で,エストロゲンへの曝露が前立腺がんリスクを上昇させることが示唆されている。一方で,両者に関連はないとする報告もある。エストロゲンへの過剰な曝露はがんの原因となることが知られており,経口避妊薬の普及は内分泌かく乱化学物質(EDC)の環境レベルを上昇させる可能性が指摘されている。なお,EDCには経口避妊薬の代謝副産物も含まれる。
 EDCは分解されにくいため,尿中に排泄されて飲用水や食物連鎖に入り込み,一般人口が曝露される可能性がある。多くの先進国で見られるホルモン感受性組織のがんの増加傾向は,一般人口のEDCへの曝露による健康への悪影響の一端である可能性が指摘されている。


RANKLを標的とするモノクローナル抗体により前立腺がんの骨転移が遅延[2012年1月19日(VOL.45 NO.3)]

 破骨細胞の形成・活性化に関係するRANKLを標的とする完全ヒト型モノクローナル抗体(denosumab)により,骨転移リスクが高い前立腺がん患者の無骨転移生存期間が延長されることを示す第Ⅲ相試験の結果が,国際共同研究グループによりLancetの1月7日号に発表された。
 骨転移は前立腺がん患者の主要死因となっている。前臨床研究では,破骨細胞の抑制による骨転移予防の可能性が示唆されている。同グループは,denosumabが前立腺がん患者の骨転移または死亡の予防に有効かどうかを検討した。
 試験には30カ国の319施設が参加した。対象は,前立腺特異抗原(PSA)値8.0μg/L以上またはPSA倍加時間10カ月以内の骨転移リスクが高い,去勢術抵抗性の前立腺がん患者1,432例。denosumab 120mgまたはプラセボを4週間ごとに皮下投与する群に1対1の割合でランダムに割り付けた。
 その結果,主要エンドポイントの無骨転移生存期間の中央値はプラセボ群の25.2カ月に対し,denosumab群では29.5カ月と有意な延長が認められた〔ハザード比(HR)0.85,P=0.028〕。また,denosumab群は初回骨転移までの期間も有意に長かった(中央値はプラセボ群の29.5カ月に対し33.2カ月,HR 0.84,P=0.032)。全生存期間の中央値はプラセボ群44.8カ月,denosumab群43.9カ月で有意差はなかった。
 有害事象全体と重篤な有害事象の発現率は,顎骨壊死と低Ca血症を除いて両群で同等であった(顎骨壊死:denosumab群33例,プラセボ群ゼロ,低Ca血症:denosumab群12例,プラセボ群2例)。


局所進行前立腺がんのADT+RT併用療法は生存の改善に有効[2012年1月12日(VOL.45 NO.2]

 局所進行前立腺がんに対するアンドロゲン遮断療法(ADT)と放射線療法(RT)の併用は生存の改善に有効であるとカナダ,米国,英国の共同研究グループがLancetの12月17日号に発表した。
 ADTで管理されている局所進行前立腺がん患者にRTを追加することで,生存が改善されるかどうかは明らかではない。同グループは,局所進行前立腺がんに対するADT+RT併用療法の有効性を検討した。
 対象は1,205例で,局所進行前立腺がん患者と少数の限局性前立腺がん患者が含まれた。602例をADT単独群,603例をADT+RT併用群にランダムに割り付けた。主要エンドポイントは全生存率とした。
 中央値6年の追跡で320例が死亡した(ADT単独群175例,ADT+RT群145例)。7年全生存率はADT単独群の66%に対し,ADT+RT群では74%と有意に良好であった(P=0.033)。グレード3を超える毒性の発現は両群間で大きな差はなかった。


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