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クモ膜下出血ちゅうのは、一体なんぞや?
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クモ膜下出血というのは、大部分が脳動脈瘤が破裂しておこる病気です。ここに提示した写真は不幸にもクモ膜下出血の程度が激しかったために死亡された方の脳です。血を見るのが怖い方はここをクリックしないで下さい。
クモ膜下出血の恐ろしいところはまだ働き盛りの人に発症し,しかもそのうち50%は初回クモ膜下出血で死亡するかかなり強い後遺症を残すことです。さらに,治療しなければ25〜30%は再出血で死亡すると言われています。
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脳動脈瘤とは、どんなものか?
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動脈瘤のイラストです。ここには,治療のために使用した特殊な金属で作られたクリップも描かれています。この動脈瘤の処置の方法をネッククリッピング(neck
clipping)術と言います。
(イラストはラジカルスタッフCO. LTD作成によるものより引用)
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クモ膜下出血で死亡された方の脳血管
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別の方の脳血管(拡大)
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脳動脈瘤は、どこにでもできるのか?
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脳動脈瘤が出来やすい場所は,下図の様な脳底部のウイリス動脈輪
と呼ばれる輪を形成している動脈の分岐部です。
(イラストはラジカルスタッフCO. LTD作成によるものより引用)
A.前交通動脈 B.内頚動脈 C.前大脳動脈 D.中大脳動脈
E.後交通動脈 F.後大脳動脈 G.上小脳動脈 H.脳底動脈
I.後下小脳動脈 J.椎骨動脈 K.前脊髄動脈
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クモ膜下出血の症状は?
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突発する頭痛
[突発する]と言うのは,何時何分何秒と言える程突然に始まると言うことです。クモ膜下出血による頭痛がじわじわと起こることは絶対にありません。また,クモ膜下出血が起これば100%頭痛が起こります。
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意識障害
一方,意識障害は上記の頭痛と異なりクモ膜下出血の場合でも100%起こるとは限りません。
実際,私が経験したクモ膜下出血の患者さんの中にも何人かは,外来に歩いて来られました。
医者として気をつけなければならないのは,こういった患者さんたちです。意識障害がないから大丈夫だろうなどと高を括っているととんでもないことになるのです。意識障害のないクモ膜下出血の患者さんこそ手術をした後の予後が良いのですから慎重に診断しなければなりません。
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脳動脈瘤は破裂しないと診断できないのか?
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そうです!破裂する前に,すなわちクモ膜下出血になる前に診断ができれば,多くの人が死亡しないですみます。どうすれば診断できるのでしょうか。それには,MRIを用います。MRIの中でもMRA(MRアンギオ)で脳の動脈を写し出すことにより動脈瘤を発見することが出来るのです。
問題は,ほとんどの一般の人がこの恩恵を未だ受けていないと言うことです。
ここに,幸運にもMRA検査で破裂前に脳動脈瘤を発見し手術し,元気に退院された方を紹介します。
<未破裂脳動脈瘤症例>
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脳動脈瘤の治療は?
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手術(開頭)
全身麻酔下に,頭蓋骨を部分的に開けそこから動脈瘤に到達し処理します。処理の方法には以下の様なものがあります。
血管内手術
最近になって一部の特殊な動脈瘤に対して,頭蓋骨を開けないで血管の中からカテーテル(細長いチューブ)を使ってGDCというプラチナ製コイルを動脈瘤の内側から詰める手術が出来るようになりました。一部の特殊な動脈瘤とはいえこのようなことが出来るようになったことは患者さんにとっては朗報でしょう。しかし、GDCによる血管内治療の適応は慎重にその専門の医師によって検討される必要があります。主治医の先生とよくご相談下さい。