血栓塞栓溶解術

67歳女性。突然の右片麻痺と失語症で発症。救急車で当院(愛媛県立新居浜病院救命救急センター)に搬入され,ただちに診断し速やかに血栓溶解術施行した。


このCTを見てもわかるように,翌日のCTでも,脳梗塞はできていません。

発症数時間以内 発症翌日


これは,脳血管撮影(DSA)とそれに引き続き施行した血栓溶解術,治療後の脳血管撮影です。上段2枚の写真では脳の動脈(左中大脳動脈)が途中でとぎれて(詰まって)います。中断の2枚ではFastracker18という特殊な非常に細いカテーテルを使用して薬(ウロキナーゼ)を流し込んで血栓を溶かして(溶解して)いるところ,下段では血栓が溶解して詰まっていた動脈が開通したところです。 患者さんの右片麻痺は翌日までにほぼ完全に治りました。

溶解前の左内頚動脈撮影正面像 溶解前の左内頚動脈撮影側面像
特殊なカテーテルで血栓を溶解中(正面像) 特殊なカテーテルで血栓を溶解中(側面像)
溶解後の左内頚動脈撮影正面像 溶解後の左内頚動脈撮影側面像