神経鞘腫
- 基本事項
脳神経や脊髄神経に発生する良性腫瘍で手術による摘出によって治癒が期待できる。脳神経では聴神経(第8脳神経)に90%以上が発生する。次いで三叉神経,顔面神経,第9〜11脳神経,舌下神経の順となる。
- 症状(聴神経腫瘍)
聴力の低下,耳鳴が主症状でCTやMRIで発見されることが多い。脳幹部や小脳を圧迫するほど大きくなるとめまいやふらつき,歩行障害をきたすようになる。時に,腫瘍から出血しそれによる突然の症状(頭痛,嘔吐,めまい,意識障害)を来たし発症することがある。
- 診断
- CT(単純)
単純CTのみではかなり大きな聴神経腫瘍であってもほとんど見えないことがあるので,本腫瘍を疑った場合には必ず造影CTを施行すべきである。
- MRI
極めて明瞭に腫瘍を描出することができる。
- 治療
- 手術
種々の手術方法がありますが,ここでは脳神経外科で最もポピュラーな方法である経後頭蓋窩到達法について説明してみたいと思います。
- ガンマナイフ
高齢で手術に耐えられない場合や腫瘍の大きさが小さく聴力も保たれている様な場合に個々の症例をよく検討してガンマナイフ治療の適応を決めるべきでしょう。
